酸素発生装置(PSA)

PSA(酸素ガス発生装置)は吸着剤を用いたPSA (Pressure Swing Adsorption)方式の酸素ガス発生装置です。
空気から、選択的に酸素を取り出し高濃度の酸素を生成します。
これにより、高濃度の酸素を溶鉱炉に供給できるため、効率よく燃焼させることができます。

集塵装置

作業工程より発生する粉塵、煙などを吸引除去する装置です。
これにより、工場の外に粉塵などを含む汚れた空気を排出しない、環境に優しい装置です。

冷却水の再処理

福岡工場では、製造過程で冷却水として使用する多くの水を、最新の再処理施設により、循環水として繰り返し利用できるようにしています。

副産物の利用

佐賀工場では副産物である「鉄鋼スラグ」を再資源化し、路盤材や土木資材として再利用しています。2016年4月に佐賀県認定リサイクル製品に認定されました。

ISO9001

【ISO9001 認証取得】

当社の品質マネジメントシステムは、2006年10月26日に溶鋼、鋼片及び鉄筋棒鋼の製造において、「ISO9001」(品質保証の国際規格)の認証を日本検査キューエイ株式会社より取得いたしました。

【品 質 方 針】

当社は組織内の全ての要員が、常に顧客を意識し適用製品規格を含む顧客要求事項及び所定の法令・規制要求事項に適合することが重要であることを理解すると共に、製品の提供を通して顧客満足の向上並びに社会の発展に貢献する。
上記の企業理念の下、下記の通り品質方針を定める。
  • 顧客の満足を得る製品の生産と品質・納期の確保
  • 顧客の要求に対する迅速な対応
  • 法令遵守で社会並びに顧客の長期的な信頼性獲得
当社は、この品質方針を達成するため、下記事項を実施する。
  • 社内各部門は、この方針に基づいた品質目標を定め、それを達成するための実行計画を作成し、推進する。
  • QMSの実行に当たって、管理者層よりQMS管理責任者を任命し、QMSの維持管理に関する総括的な責任・権限と組織上の自由を付与する。
  • 当社の組織内の全ての要員は、QMSの活動に積極的に参画し、QMSに関連する規定事項の遵守を義務づける。
  • 内部監査を実施し、QMSが適切、かつ有効的に実行されているかを確認する。
  • QMSの適切性、妥当性及び有効性を確認し、かつこの品質方針が適切であるかを評価するため少なくとも1回/年はマネジメントレビューを実施し、QMSの継続的改善に繋げていく。
2011年4月1日

九州製鋼株式会社
代表取締役社長

ISO14001

【ISO14001 認証取得】

当社の環境マネジメントシステムは、2010年6月10日に、溶鋼、鋼片及び鉄筋棒鋼の製造において、「ISO14001」の認証を日本検査キューエイ株式会社より取得いたしました。

【環 境 理 念】

当社は、組織内の全従業員が常に環境との調和を意識し、資源循環型産業の一員として環境への負荷低減及び地域社会への貢献を図るべく、地球環境保全への積極的な対応と、社会の継続的な発展に向けて努力し、社会から信頼される企業を目指す。

【環 境 方 針】

当社は、「溶鋼、鋼片及び鉄筋棒鋼の製造」に係わる全ての事業活動に応じて生じる環境影響を低減し、汚染の予防に努めるために、以下の基本方針に基づき行動する。
  • 環境関連法規制等の順守
    適用される環境関連法規制や条例を順守すると共に、業界や地域社会からの要求についても積極的に対応する。
  • 環境マネジメントシステムの運用、改善
    当社の事業活動から生じる環境影響に対し、適切な環境マネジメントシステムを構築し、運用する。また、最大限に活用するために定期的に見直しを行い、継続的に改善する。
  • 環境保全上の重点活動項目
    当社の全従業員は、資源及びエネルギーの有限性を深く認識し、特に次の事項について環境目的・目標の設定及び計画の推進、運用管理等を確実に実行する。
    1. 生産効率の向上を通した原単位の向上・エネルギー消費の低減
    2. 3R(Reduce、Reuse、Recycle)、資源の循環利用の推進
    3. 人に優しい環境づくりで「エコ事業場」の構築
    4. 環境負荷低減に有益な購買品の活用推進
  • 環境方針の周知
    環境方針の周知、環境教育を推進し、全従業員の環境意識の啓発を図り、環境に強い人材を育成推進する。
2015年4月1日

九州製鋼株式会社
代表取締役社長

安全データシート(SDS)

1.製品及び会社情報

製品名 異形棒鋼
JIS G3112 鉄筋コンクリート用棒鋼
会社名 九州製鋼株式会社
住所 福岡県糟屋郡久山町大字久原字原2920番地
担当部門 福岡品質環境管理課
電話番号 092-976-1678
FAX 092-976-1799

2.危険有害性の要約

(1) GHS分類区分 該当なし
(2) 危険有害性 一般的な環境下では固体状態で安定しており、物理化学的危険性、人健康有害性環境有害性はない。
但し、取扱いについては以下の点に注意する。
  • 重量物である為、転倒、荷崩れ落下等
  • 切断端面、切削屑等による皮膚の裂傷
  • 溶接、溶断、研磨等により発生したヒュームによる、呼吸器、眼、粘膜等の刺激

3.組成及び成分情報

化学物質・混合物の区別:混合物(合金)
成分 含有量(%) CAS番号 ICSC番号 安衛法番号 GHS番号
鉄    [Fe] 残量 7439-89-6
マンガン [Mn] 1.80以下 7439-96-5 174 550 200
銅    [Cu] 1.00以下 7440-50-8 240 379 850
ニッケル [Ni] 0.60以下 7440-02-0 62 418 169
クロム  [Cr] 1.00以下 7440-47-3 29 142 108
CAS番号:Chemical Abstracts Service(化学物質登録システム)
ICSC番号:International Chemical Safety Cards(国際化学物質安全性カード)
安衛法:労働安全衛生法施行令第18条の2、別表9
GHS番号:Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals
        (化学品の分類および表示に関する世界調和システム)
成分の濃度は、上記の範囲において、製品の規格・種類により異なる。
上表の主成分の他に、珪素[Si]、燐[P]、硫黄[S]等の微量元素を含む。

4. 応急措置

通常状態では固体であり、一般的な環境下では応急措置が必要な事態は発生しないが、溶接、溶断、研磨等により発生した粉塵、ヒュームを吸入、飲み込んだ場合、又は皮膚に付着した場合は、下記に示す応急措置の後必要に応じて医師の診断を受ける。
(1) 吸入した場合 空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息する。
(2) 皮膚に付着した場合 速やかに多量の水と石鹸で洗浄する。
(3) 目に入った場合 速やかに水で洗浄する。
(4) 飲み込んだ場合 多量の水で口内をよく洗浄する。
(5) その他 切削屑等で皮膚を傷つけた場合は、傷口の清潔を保ち、必要に応じて医師の診断を受ける。アーク等により火傷した場合は、患部を冷やし、必要に応じて医師の診断を受ける。

5. 火災時の措置

通常の状態では固体の為、不燃性であり、周辺の火災時にも消火器、水による消火を行っても問題ない。
(1) 消火剤 空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息する。
(2) 使ってはならない消火剤 情報なし。

6. 漏出時の措置

通常の状態では固体の為、漏出しない。
(1) 人体に対する注意事項 適切な保護具を着用し、粉塵、ヒュームの吸入や眼への侵入を防ぐ。
(2) 環境に対する注意事項 切断、研磨等により発生した粉塵類は速やかに回収する。
(3) 封じ込め及び浄化方法及び機材 発生した粉塵等は吸引器等を使用し、速やかに回収し適切に処理する。

7. 取扱い及び保管上の注意

(1) 技術的対策 溶接、溶断、研磨等の加工を行い、粉塵、ヒュームが発生する場合は適切な保護具を着用し、必要な局所排気、全体換気を行う。
(2) 安全取扱い注意事項 重量物のため、転倒・転がり・荷崩れ・落下等に注意する。
接触、吸入には注意する。
切断端面が鋭利なため、取扱いには保護手袋を着用する。
(3) 保管上の注意 水漏れ、酸・アルカリもしくはそれらを含んだ物質との接触を避ける。
急激な温度変化や、高温多湿の環境を避ける。
必要であれば、雨水浸透、錆防止のシート等、カバー・梱包を行う。

8. ばく露防止及び保護措置

通常状態では固体の為、暴露防止及び保護措置に該当する有用な情報なし。
ただし、溶接、溶断、研磨等の加工の際は粉塵、ヒュームが発生し眼や皮膚への接触や吸入の防止及びアークや切削屑等から保護する為に、マスク、眼鏡、手袋、着衣等の保護具を着用する。
(1) 呼吸器の保護具 適切な呼吸器保護具を着用する。
(2) 手の保護具 適切な保護手袋(布、皮等)を着用する。
(3) 眼の保護具 適切な保護眼鏡、ゴーグル、顔面シールド等を着用する。
(4) 皮膚及び体の保護具 保護衣、安全靴等を着用する。

9. 物理的及び化学的性質

(1) 物理的状態、形状、色等 銀白色の個体
(2) 臭い 金属臭
(3) 融点 1500~1535℃以上
(4) 比重(相対密度) 約7.8g/c㎥
(5) 溶解度 水に不溶

10. 安定性及び反応性

(1) 安定性 一般環境下では、安定している。
(2) 危険有害反応可能性 酸と接触すると有害なガスを発生させる可能性がある。
(3) 避けるべき条件 高湿多湿雰囲気
(4) 混触危険物質 強酸、強アルカリ
(5) 危険有害性のある分解生成物 溶接、溶断、研磨等の加工時に発生する粉塵、ヒューム

11. 有害性情報

現在のところ、有害性に関する情報はない。
ただし、溶接、溶断、研磨等の加工の際に生じる粉塵、ヒューム等は呼吸器に物理的な刺激や障害を起こす可能性がある。

12. 環境影響情報

現在のところ、環境影響に関する有用な情報はない。

13. 廃棄上の注意

鉄スクラップとしてリサイクル可能な為、廃棄物に該当しない。

14. 輸送上の注意

輸送に関する国際規制対象物質に該当しない。

15. 適用法令

労働安全衛生法
化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)

16. その他の情報

本データシートは、製品の危険有害面からの安全な取扱いを確保するための参考資料として、作成時点で当社の有する情報を取扱事業者に提供するものです。
この情報を参考に、自らの責任において適切な処置を講ずる必要がある事をご理解の上ご活用お願いいたします。